【ネタバレなし】HELLO WORLD レビュー【公開初日】

「アニメ映画でちょっとした幸せを」。

アニメ映画大好きブロガー古賀真夏です。

 

今回は公開初日に観てきた映画をレビュー!!公開初日に観に行ったことから分かっていただけますように私的に期待値が非常に高かった「HELLO WORLD」のレビューをします。

事前情報でも書きましたが、昨今の流れでは珍しい「君の名は。」からの流れに続く完全オリジナルアニメ映画。「君の名は。」後にオリジナルアニメ映画が増えてきた印象はありますが、なかなかヒット作は無く。

オリジナルアニメ映画として「君の名は。」「天気の子」に続くヒット作になるのか。この部分も楽しみに観に行きました。

レビュー

ストーリー: 32/40

作画: 6/10

音楽: 4/10

演技: 6/10

惹き込まれ度: 15/20

ラスト1秒: 9/10

総括: 72/100(時間をかける+αの価値あり)

真夏式アニメ映画レビュー基準

2019年7月29日

あらすじ(公式サイトより引用)

「お前は今日から三か月後、一行瑠璃と恋人同士になる」

京都に暮らす内気な男子高校生・直実(北村匠海)の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミ(松坂桃李)が突然現れる。ナオミによれば、同級生の瑠璃(浜辺美波)は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうと言う。

「頼む、力を貸してくれ。」彼女を救う為、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。しかしその中で直実は、瑠璃に迫る運命、ナオミの真の目的、そしてこの現実世界に隠された大いなる秘密を知ることになる。

世界がひっくり返る、新機軸のハイスピードSF青春ラブストーリー。

たとえ世界が壊れても、もう一度、君に会いたいーー

【映画情報】HELLO WORLD

2019年8月14日

レビュー

ストーリー 32/40

想像したことのない未来の世界観に、物語が進むにつれて解き明かされていく世界の謎。非常にうまく構成がされていたなという印象を受けました。そしてキャッチコピーである「この物語(セカイ)はラスト1秒でひっくり返る」というものに相違ない展開が待っていました。

正直序盤の方で大丈夫かなこの作品と思いかけていたのですが、いい意味で後半にかけて裏切られました。そういう意味では前半の大丈夫かな?という部分も狙って作られたものだったのかもしれません。

一つだけ注意を。絶対にネタバレを見てから行かないでください。それだけでこの作品の価値は半分以下になってしまう危険性があります。ご注意を。

作画 6/10

完全に個人的な主観が出てしまいますが、キャラにCG感というかぎこちない動きを感じてしまう場面が多々ありました。しかし作画自体は非常にキャラも可愛く、動きの少ない場面は文句なしでした。

また色使いの綺麗さや背景等見惚れてしまうシーンもたくさんありました。未来の世界ということでワクワクするような描写もあり、とても素敵な世界観でした。

音楽 4/10

作品でちょっと気になったなという点を上げるとするならば、間違いなく音楽の部分。「君の名は。」から特に増えてきた劇中歌ですが、正直今回は逆効果になっていたと思いました。

一つの要因としては音量のバランスが悪い。せっかくのシーンも音楽の歌詞が大きく聞こえて頭に入りきってこないシーンが幾度かありました。

演技 6/10

演技に関しては正直所々気になる部分がありました。個人的には作品のシーンからすると少し浮いているような感じがしてしまうシーンも。ただナオミ(松坂桃李さん)については非常にはまり役だったのかなと感じました。

惹き込まれ度 15/20

ストーリー部分で書きましたが、正直序盤は不安のほうが勝っていました。作画のこともあって心が離れかけていた部分もありました。しかしながら中盤から終盤。本当にいい意味で裏切られました。

セカイの謎が解き明かされるにつれて、私もどんどん惹き込まれていきました。終盤は時間があっという間に過ぎたと感じるほど惹き込まれていました。そして最後の展開。最後まで目を離すことのできない素晴らしい作品でした。

ラスト1秒 9/10

「この物語(セカイ)はラスト1秒でひっくり返る」というキャッチコピーは私も事前に知っていました…が、頭の片隅程度には構えていたにもかかわらず予想を超えた形でどんでん返しされました。「おぉ」と声には出せませんが、そんな感嘆を漏らしていました。

ただ気になったのが置いてけぼりになる観客もいるのではないかということと、全ての整合性がしっかりと取れているのかは気になりました。ここは検証してみないといけない所ですね。

ただ間違いなく作品を通しては一回きりしか感じることのできない衝撃だと思いますので、ネタバレ等を見ずにその衝撃を楽しんでほしいと思います。

総括 72/100

最後の最後に「おおおおおぉぉぉぉ!!」といい意味で衝撃を受けた作品でした。公開初日に観に行ってよかった!!正確には、ネタバレ等が乱立する前、耳に入る前に観に行けて良かったと心から思える作品でした。

恐らく今後どんでん返し部分が注目の的になると思いますが、本当に素晴らしいと感じたのは主人公とヒロインの愛する人を思う揺るぎない決意と想い。

こんなにも自分は誰かを愛したことがあるだろうか。誰かのために尽くすことができるだろうか。作品から凄く大切なメッセージを受け取った気がします。

二度目に作品を観た時は同じ衝撃を受けることのできない哀しさもありつつ、皆様にもぜひネタバレ無しで味わっていただきたいオススメの作品です。

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