【まさにファンタジー】ペンギン・ハイウェイ レビュー

「アニメ映画でちょっとした幸せを」。

アニメ映画大好きブロガー古賀真夏です。

 

今回は森見登美彦先生の小説が映画になった「ペンギン・ハイウェイ」のレビューをします。原作は第31回日本SF大賞受賞。

ちなみに原作が小説ということも知らすに知識のないまま絵柄に惹かれて観ました。その視点からのレビューになります。

レビュー

ストーリー: 30/40

作画: 8/10

音楽: 7/10

演技: 6/10

惹き込まれ度: 15/20

ファンタジー度: 10/10

総括: 76/100(時間をかける+αの価値あり)

真夏式アニメ映画レビュー基準

2019年7月29日

あらすじ(公式サイトより引用)

少し不思議で、一生忘れない、あの夏が始まる

小学四年生のアオヤマ君は、一日一日、世界について学び、学んだことをノートに記録している男の子。利口な上、毎日努力を怠らず勉強するので、「きっと将来は偉い人間になるだろう」と自分でも思っている。

そんなアオヤマ君にとって、何より興味深いのは、通っている歯科医院の”お姉さん”。気さくで胸が大きくて、自由奔放でどこかミステリアス。アオヤマ君は、日々、お姉さんをめぐる研究も真面目に続けていた。

夏休みを翌月に控えたある日、アオヤマ君の住む郊外の街にペンギンが出現する。街の人たちが騒然とする中、海のない住宅地に突如現れ、そして消えたペンギンたちは、いったいどこから来てどこへ行ったのか…。ペンギンへの謎を解くべく【ペンギン・ハイウェイ】の研究を始めたアオヤマ君は、お姉さんがふいに投げたコーラの缶がペンギンに変身するのを目撃する。ぽかんとするアオヤマ君に、笑顔のお姉さんが言った。

「この謎を解いてごらん。どうだ、君にはできるか?」

 

一方、アオヤマ君と研究仲間のウチダ君は、クラスメイトのハマモトさんから森の奥にある草原に浮かんだ透明の大きな球体の存在を教えられる。ガキ大将のスズキ君たちに邪魔されながらも。

ペンギンと同時にその球体”海”の研究も進めていくアオヤマ君たち。やがてアオヤマ君は、”海”とペンギン、そしてお姉さんには何かつながりがあるのではないかと考えはじめる。

 

そんな折、お姉さんの体調に異変が起こり、同時に街は異常現象に見舞われる。街中に避難勧告が発令される中、アオヤマ君はある【一つの仮説】を持って走り出す!

はたして、お姉さんとペンギン、”海”の謎は解けるのかー!?

レビュー

ストーリー 30/40

アオヤマ君とお姉さんを中心とした不思議な体験の話。ここまで最初から最後までファンタジーしている作品は久し振りでした。ここで言うファンタジーの意味合いは”謎だらけ”ということですが。

しかしストーリー展開は分かりやすく、分からないということは無かったです。話が進むにつれてアオヤマ君の想像が真相に近付いていき、物語もアオヤマ君の想像に沿って判明していく様子は時系列含めて非常に分かりやすい展開になっていました。

これから観賞される方もいるかと思いますので詳細は伏せますが個人的にはファンタジー全開で進んで楽しかったですが、観賞される方によっては置いていかれる方もいるかなと思いました。

ちなみにペンギンがたくさん出てくるので子供達には大好評でした!

作画 8/10

ペンギンがただただ可愛い。本当に凄く可愛い。ペンギンに表情があるわけではないのですが、その部分は素晴らしい作画のお陰かと思っております。

その他、お姉さんの移り変わる心情の表情での表現、躍動感ある部分の描写等目を見張る作画が多かったです。

音楽 7/10

劇中特に違和感はなかったです。違和感がなかったということがまず凄いのですが、逆に言いますと心に残るような音楽もなかったです。

音楽の部分に入るかどうか分かりませんが、本当に絶妙な無音の間の使い方があったので+1で7のレビュー。

演技 6/10

アニメの放映がないという時点で少し難しい採点になってしまいますが、私としてはヒロインのお姉さんの声が何カ所か気になる部分がありました。

あのような演技がお姉さんのミステリアスな部分を演出していた気もしますが劇中から少し浮いた印象を受けたのも事実。

他の方については違和感がなかったことと、お姉さんのキャラとしては有りなのかもしれないという視点からこのレビューです。

惹き込まれ度 15/20

“謎”が一つのポイントとなっているため題材としていつの間にか集中して観ていました。

謎が謎過ぎて見過ごしてはならないという気持ちを持ちつつ、謎が謎過ぎてどういうことなのだろう?と冷静になる部分もありました。

終盤の盛り上がりは非常に素敵であっという間に時間&物語が進んでいました。変に冷静になることも無く楽しむことができました。

ファンタジー度 10/10

ストーリー部分にも書きましたがここまで全部がファンタジーファンタジーしている作品は久し振りに観ました。

起こることすべてが謎、そして解明しようにも本当に謎。世界観、世界設定としてはファンタジーとして突きぬけていました。逆にここまで来ると清々しかったので満点!!

ペンギンの大群ダッシュとっても大好きです。

総括 76/100

劇中の世界で起こるファンタジーをどう捉えることができるか。この部分で評価が別れる作品なのかなと思います。

私はあらすじ等も知らずに完全に初見だったため途中戸惑った部分がありましたが、こういう作品なのかなと観方を変えたら凄く楽しむことができました!!

ペンギン好きの方はぜひ観るべし!!そうでない方もアニメ映画好きな方ならばぜひ一度観る価値はあると思います。

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